普快車に乗る

南廻線に1往復残るのみになってしまった普快車に乗りに行った。

高雄を区間車で出発して枋寮へ向かう。ディーゼル機関車牽引の水色の客車。ドアは手動。トイレが残念なコトになっているので済ましておくのが吉。僕が乗ったのは3511次。屏東線は絶賛高架化工事中。進行方向右側は高架が立ち上がっていて何も見えないので左側に座ろう。

ただし、下淡水渓鉄橋は右側。

旧線に保存車両がいる。

枋寮では、漁港を見に行った。魚を売る露天や鮨の屋台が出ている。のんびりした良いところ。駅からセブンイレブンのある交差点を渡り、右に進んだところにある「麒珍燒臘」で便當を調達。ご飯を詰めた弁当箱を渡されておかずを4種類選べと言われた。メインの大きな肉をご飯に載せ、残り3種類は小さなおかずから選ぶのが作法らしい。ここの便當はうまい。飲み物はセブンイレブンの隣にあるスーパーで買うと安い。

普快3671次。

期待に違わぬ旧型客車。乗客は5名。うち2名は現地の鉄道マニア。

かっこいい車内。

最後尾は開けっ放し。

窓開け放題。
ところでこの列車、3両編成なのに乗客は最後尾に集中している。車掌は自動ドアの2両目のドア扱いをするために2両目にいる。つまり1両目は無人なのだ。

理由はすぐに分かった。トンネルに入ると耳栓が必要なほどうるさいのだ。これは機関車の尻を見に行った写真。この直後にトンネルに入った。ドアが全開だったので全く耐えられずすぐに逃げてきた。

海が見えてご機嫌なのは進行方向右側。

信号所にいた謎の軌道フォークリフト

ついに南廻線に1往復が残るのみとなってしまった普快車。純粋に乗車目的の客が数名利用するのみで、もはや移動のための手段とはみなされていない感が強い。近い将来区間車に置き換えられるのは確実だろう。未乗車の人は急ごう。