台湾その1


高鉄で台中へ。1時間弱。高鉄台中駅に併設の台鉄新烏日駅から車埕行きの区間車に乗り換える。車窓には田んぼとバナナ畑。途中大きな車両基地がある。集集線に入ると傾斜が増す。線路際までバナナ。並行する道路は木々に囲まれ、「緑色隧道」の名前で知られる名所だが、列車も草に車体をこすりながら進む。

集集で降りる。暑い。平日の午前中のせいか観光客はまばら。自転車を借りることにする。レンタサイクルは駅前に数店あるも本業はスクーター。自転車産業の本場で、さらにスポーツ自転車ブーム到来とはいえ、貸している自転車はホームセンター品程度ののMTBルック車のみ。だがそれがいい。変速は渋くブレーキは甘甘。集集自転車道は駅周辺では車道から独立して存在するが、あとは車道に自転車のペイントと道案内の標識があるのみ。駅周辺以外は交通量皆無だが、緑色隧道方面に行く人は注意。時計と反対方向に回ったほうがよさげ。唐突に戦車があったりして(複数)陽気。

集集は1999年の大地震の震源。倒壊した寺院(RC造)がそのまま保存されている。写真の隅に借りた自転車。かごが付いている。付近に出店多数あり。

こんな風にバナナがなっていたりしてうれしい。市街を抜けるところでは緊張を強いられたが無事帰ってこれた。距離は8km程度か。美人親子のジューススタンドで木瓜牛乳飲む。うまい。台湾の交通事情は自転車には厳しいけど(彼らはあまり気にしていない?)、人の集まるところにはありとあらゆる屋台であって、補給の心配はなさそうだ。きわめてうらやましいが、食べ物は全体的に肉が入っていますよ。飲み物は甘いですよ。甘いのはよいです。
駅前には小学生の集団。列車でも一緒になってげんなり。

終点車埕車站。かつての林業の町で、駅周辺にはかなり大きな製材所の廃墟がある。トンネルを抜けるといきなり駅。味わい深い雰囲気の店で食事。うまし。周りには猫ちゃんいっぱい。帰りは高鉄の商務車。台中の券売機は日本で発行したJCBが通らない。高鉄のコーヒーは在台中でいちばんうまかった。
台北に戻って、龍門客桟餃子館で食事。必修。
おまけ。集集に止まってたモーターカー。