台湾行2009 その2 台北で安全に自転車に乗る。

台北の街中で自転車に乗るのは交通事情からいってかなりアレげで、命のスペアが必要な感じでもある。でもGIANTの故郷だし、台湾でもブームだし自転車もいいかなと。あいにく命のスペアは持ち合わせていないので、河川敷の自転車専用道で乗ることにした。淡水河などに沿いにある自転車道には公営の自転車レンタルが複数あって、あらかじめ申し出れば租借站間で乗り捨てができるのだ。
その公営の自転車出租を運営しているのは、自行車新文化基金會。中文だけど大体意味は分かると思う。自転車を貸し出している場所は租借站介紹から調べることができる。
本当は民権西路の端にある、大稻〓租借站から出発したかったのだけだど、時間に余裕が無いので關渡租借站から出発して淡水を目指すことにした。關渡租借站は、MRT關渡站から關渡宮の前を通り、淡水河の河川敷に出て下流を目指すとある。租借站間で乗り捨てをするときは「甲租乙還 **租借站」と書いて渡せば了解してくれる。甲租乙還の最大のメリットはパスポートを預けなくてすむことだ。

借りた自転車。かつてGIANT直営の租借站だった経緯からか自転車はすべてGIANT製、ほかに折りたたみもあった。ブロックタイヤでかったるいけどMTBを選択。忘れずに水を調達してから行こう。
残念ながら自転車の整備の状態はあまりよくない。ブレーキに問題は無かったがギアの入りはいまいち。シフターが破損していた自転車もあったのでよく見て選ぼう。
橋を渡って左岸を進む。道の状態は良いが、放し飼いの犬がいたりするので気をつけよう。スクーターも走ってくるのもご愛嬌(ということにする)。ほかの自転車も多いが、右側通行が守られているので旭川自転車道ほどカオスではない。平日だからかもしれないけど。
つうか、雨。どんどん雨。淡水で渡し舟に自転車を載せる野望をあきらめて八里租借站で返しちゃった。結局30分強で終了。おっさんが何か言ってきた。たぶん「もったいない」か「速い」かどっちかだろう。雨の自転車つまらないよ。

敗退の淡水の渡。地元のグループ交際組(!)は自転車乗せてた。半袖では寒い。亜熱帯なのに。

捷運で帰ってきた。相変わらず不可解な地下駅の構造。

改札フロアから線路を覗き込めるよ。淡水まで行くと捷運の車両基地や北投のアクロバティックな配線を堪能できるのでぜひ淡水線は終点まで乗るべき。