100円ショップの木箱で作るMP3スピーカー

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はじめに

セリアやキャンドゥで売っている10 cm角くらいの木箱をエンクロージャにしてスピーカーを作ろうと考える人は多いはず。自分もその一人で,バッフル面を3Dプリンタで作ればあの危なっかしい自在錐を使わないで済むし,バスレフポートも一体で作ってしまえると思い立ったのがこのプロジェクトの発端。最初はアンプ内蔵スピーカーにしようと思っていたが,単体で使えるようにMP3プレーヤ内蔵にした。音質はともかくUSBメモリやSDカードが使える便利なものができた。なんといってもリモコンまであるのだ。

材料

  • キャンドゥの外寸105 x 105 mm,内寸95 x 95 mm の合板製木箱

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  • 2インチフルレンジ

www.aliexpress.com

  • アンプ内蔵MP3モジュール

www.aliexpress.com

  • コネクタ等はお好みに応じて
  • ネジ
  • 吸音材

スピーカーは同じ会社で売っているマウント金具が同形状のものならつくと思う。コレで使ったのは一番安いモデル。

 3Dデータ

www.thingiverse.com

組み立て

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MP3モジュールのパネルは使わないが,基板を止めているネジ,パネルの透明部品,押しボタンは流用する。パネルと同じ形状のボスがバッフル裏面につけてあるので,そのまま取付可能なはず。電源やもう一方へのスピーカへの接続は箱に穴を開けてどうにかする。各自の環境に合わせてコネクタなりケーブル直付けなりしよう。吸音材は内側に貼るというより全体に詰める感じでいれた。

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バッフルの固定は接着剤かタッピングビスを使う。タッピングビスを使うときは木箱とバッフルの両側に下穴が必要。

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FMラジオも内蔵しているがアンテナをどこに接続すればよいかわからないし,周波数も国内向けではないので事実上使えない。3.5mmジャックはヘッドホンではなくて外部入力端子である。Bluetoothスピーカーとしても使えるらしいよ。



 

自作卓上集塵機

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はじめに

卓上集塵機を作った。アルミのボトル缶を2つ重ねてサイクロンを作ったのが発端で,その後長い放置期間を経て3Dプリンタで作った部品と組み合わせて完成した。

材料

  • 390 mL ボトル缶
  • セリアで売ってるPET製食品保存びん (直径9cm前後)
  • 12 V,2.1 A ブロワ (NMB BG0903-B047-VTL)
  • 風呂水ポンプ用ホース
  • インサートナット M3X3X 4mm
  • ネジ各種

ボトル缶は伊藤園が出しているTully'sのものを使った。意匠がフィルムに印刷されているので塗装を剥がす手間が省ける。ホースは若干硬く,工夫の余地がある。配線用のコルゲートチューブを使うと笛のような音が出たので避けよう。スイッチや台座は使い方に応じて適当にどうぞ。25 W級のブロワは店頭では見つけにくいがAliexpressやebayで手に入る。

STLデータ

3D cadのデータはThingiverseで公開している。使った部品の写真も数点掲載している。

www.thingiverse.comフランジは別パーツにしてあるのでホースの直径に合わせて作り変えることが出来る。

組み立て

ボトル缶は以下のページを参考にカッターナイフで切断した。

siso-lab.netボトル缶と3Dプリンタで印刷したパーツはエポキシ系接着剤で接着した。保存びんのフタには大きな穴を開けなければならないが,ドリルで複数穴を開けてつなぐなどして開けた。アルミなので加工しやすい。

細かいホコリはおおよそトラップされるが,毛玉のようなものはブロアから飛び出してくることがある。サイクロン内部の吸込口にメッシュを貼ったほうが良いかもしれない。また,ホースやノズルにゴミが詰まりがちなので,直径がより大きいホースが必要だろう。

 

 

雙北單車百公里 その3 大漢渓買い食いの巻

民生西路を走る

f:id:bikeofair:20191112075628j:plain時差に体が慣れず5時に目が覚めてしまう。ホテルの近くに夜明け前からやっている朝食屋があるので食べに行く。フロントバッグには,順成蛋糕のどら焼きを押し込んだ。6時台なら大稲埕までの民生西路を走ってもそんなに怖くなさそうだ。実際乗り出すと交通量が少ないので特に問題はないのだけどあまりいい気分ではない。自転車を借りた店の前を通って大稲埕の広場に出ると自転車乗りがすでにたむろしていたりして早朝だということを忘れてしまう。

河川敷の自転車道

環島1號線の表示を頼りに上流に向かって走り出すと結構自転車が走っている。走り出してすぐに迷ってしまった。新店渓を渡る橋の入り口が見当たらない。分岐で間違えた方向に入って新店渓に入り込んだようだ。他の自転車乗りに聞いたら橋の入口まで先導してくれた。鬼門は大きな橋で,自転車道から橋へ登る入り口のある場所が意外な場所にあるし,分岐で進むべき方向も直感に反するので気をつけたい。大漢渓沿いに進むには環島1號線の標識を探そう。

話好き爺さん登場

華江橋自行車租借站の壁に張ってあった地図を眺めていたら,ロードバイクに乗っていた人の良さそうな老人に話しかけられた。哪里だけ聞き取れたので鶯歌と答えたら,マシンガントークを浴びせられた。新月橋と言われたような気がしたのでgoogle map上で示したらご満悦だったのできっとそうだったのだろう。また哪里と聞かれたので北海道と答えたら日本と返ってきたので通じたっぽい。

新月

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歩行者と自転車だけが通る人道橋である。つまり大漢渓の右岸と左岸にある自転車道を結ぶためだけに架けられている。さっきの爺さんがわざわざそこを通れというわけだ。一部がガラス張りで水面が見えたりするし,夜間はライトアップされるらしい。つまりお金がいっぱいある。左岸の自転車道は堤防上の道で単調だが路面は極めて良好。

鶯歌

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追い風もあってあっという間に着いてしまう。ここで大漢渓左岸自行車道は終わり,大鴬緑野景観自行車道に入る。大鴬緑野景観自行車道の起点には三鴬龍窯橋と呼ばれる派手な橋があって,新北市政府の自転車に対する情熱と金の余りっぷりを見せつけてくれる。竹輪の中を通るとこんな気分だろうか。インスタ映えポイントでもある。ここでトイレを済ませておくと良い。大鴬緑野景観自行車道は狭い歩道になったり河川敷の公園の中を細かく蛇行したりとかったるい道が続いたあと,大漢渓の水面に近い快適な道になる。舗装も良好。などと思っていると突然工事中で道が終わる。女性二人組の自転車乗りにこっちでいい?とか聞きつつ一般道を進み,謎の盛り土(中荘調整池景観土丘)を左折すると一般道との共用区間に入る。つまりここからは車も来る。実際の交通量は皆無に近く,景色も良いが標識を見落とすと迷う。大渓に近づくと再び自転車専用道に入るが,スクーターが入ってくるので油断がならない。日陰がないのでむっちゃ暑いよ。

大渓

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過剰に装飾的な大渓橋を渡れば大渓だ。ところが大渓市街は河岸段丘の上にあって,橋を渡ったところにあるのは断崖である。エレベータがあるが自転車の持ち込みは禁止されている。台3線の橋の下をくぐって消防署の前の広場へ抜け,土地公という廟の正面の道を突き当りまで行くと月眉古道というトンネルがあって大渓老街へ行くことができる。トンネルの中は階段だが,大渓橋から老街へ直接登る階段よりは短く,緩やかで自転車を押すスロープもある。
大渓で昼食を取るつもりでいたのだが,早朝に出発したのでまだ店が開いていない。中心部は市が立っていて通り抜けるのも難しい。何か食べ物をと思ったけど八百屋ばかりですぐに食べられるようなものがない。結局セブンイレブンの前に出ていた(赤豆餅)お焼きの屋台やジューススタンドなどを探してあれこれ食べたり飲んだりした。観光客に人気の店は開くのが遅く,朝早くから開いている地元向けの店は店構えが地味でわかりにくいかやや離れたところにある。午前中早くに開いている食べ物屋を探すときは「早餐店」で検索すると良い。後で気がついた。この時点で47 km。

三坑老街

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大渓橋を再び渡り左岸に戻る。ここからは三坑鐵馬道という名前になっている。自転車専用道路があるのは崁津大橋までで,そこからは一般道に標識があるタイプの自転車道になる。道幅は狭いが,交通量はほぼ皆無で快適な田舎道である。分岐や交差点にはおおよそすべて標識があるが,実は自転車道に指定されている道が複数あるので分かりにくい。おそらく三坑老街から出発して周回できるようになっているのだろう。地図も数箇所に設置されているが退色して読めなくなっていた。標識にしたがって進むと三坑自然生態公園に到着する。公園を進んで突き当りまで行くと大平紅橋への分岐がある。ここから三坑老街へは路面の悪い激坂を登らなければならない。この区間は本当にひどく,下るのは絶対に避けたいし,登るのも嫌なので公園の入口から一般道を進むか,石門大圳自行車景觀歩道(後述)来たほうが良い。f:id:bikeofair:20191112123756j:plain
三坑老街は,こぢんまりした集落で風情はあるけど平日は何もないし誰もいない。いろいろな記事で目にするにぎやかな写真は休日の風景で,平日は菜包屋と雑貨屋以外は閉まっていて閑散としている。水は雑貨屋で買える。ここでは菜包を食べた。饅頭に見えて実質(日本語の)餅なので面食らうがうまい。帰りは石門大圳自行車景觀歩道を通って帰る。ここは用水路沿いの専用道で木陰が嬉しい。数kmで一般道に接続して終わる。ヘアピンカーブを何個か降りて三坑鐵馬道の本線に戻る。三坑自然生態公園の激坂よりは遥かにマシなので往復ともこちらを使ったほうが良さそうだ。

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鶯歌再び

鶯歌には自転車用の陸橋があるのだけど,自転車に乗って渡ると欄干が低くてちょっと怖い。宜蘭土包仔で肉包を買い,尖山路の川沿いにあったベンチで食べた。おすすめ。セブンイレブン黒松沙士の塩入りの方。これもおすすめ。おすすめなんだから。

新月租借站

新北市が運営している河川敷のレンタサイクルは自転車を貸し出しているだけではなくて,ペットボトルの飲料やソイジョイなどを売っているので寄った。平日は暇らしくあれこれ話す。北海道に自転車旅行に行ったんだってさ。河川敷のレンタサイクルで飲み物や食べ物が手に入るのは覚えておこう。

跨越單車

自転車を返して,精算して終了。自転車の調子は概ね良かったけど,インナーローに入れると変な音がしたのはご愛嬌。

 まとめ

  • 台北市中心部の河川敷から三坑老街までは自転車道がある
  • 鶯歌より先は一般道が自転車道に指定されている
  • ほぼ交通量皆無だが当然車も来る
  • 大渓市街へは月眉古道を通るとよい
  • 菜包も肉包もうまい
  • 早朝から開いている飲食店は「早餐店」で検索

雙北單車百公里 その2 自転車を借りる編

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GIANT PROPEL

自転車屋へ行く

雙連から大稲埕はバスで行きにくい。民生幹線の西側の末端はループになっているらしく,上下で違うバス停に停まるようでわけがわからない。ということで雙連から歩く。跨越單車は民生西路の西の末端にあって,淡水江の河川敷への入り口に面しているのでわかりやすい。隣も自転車屋だがGIANTの看板を掲げているのが跨越單車。

goo.gl
自転車を借りる

跨越單車の主人はは英語を話す。店員は英語を話す人もいるようだ。店主に今から借りて明日返したいと伝えると,価格とこの店は21時で閉店なので明日の21時までに戻ってこなければならないといったことを伝えられ,天井からぶら下がったGIANTのロードバイクを降ろし始めた。ビンディングペダルを持ち込むと手数料無しで換えてくれる。1999年モデルのペダルを持ち込んだら"Old pedal!"って言われた。

店員にこのタイヤはクリンチャーか聞くと,"No problem"と言ってツールボトルを持ってきて中身を見せてくれた。ポンプとチューブとタイヤレバーが入っていた。このツールボトルはおそらく聞かないと出てこないので,これから行く人は絶対に問い合わせて借りよう。ボトルケージは2個ついている。他に取り付けてくれたのはヘッドライトとテールランプ。おそらく夜に借りたからだと思う。ヘッドライトの光量は心もとないので日没後も走りたい人は持参しよう。鍵は持参するか店頭で購入する必要がある。サイクルコンピュータはついていない。

代金は後払い,身分証明書を預けなければいけないが,日本の運転免許証でもよい。パスポートを預けるのは感心しないのでこれは嬉しい。携帯電話の番号を聞かれるので,現地のSIMを入れた端末が必要だろう。中華電信の旅行者向けSIMはAndroidの端末情報に電話番号が何故か表示されないので予めメモしておく必要がある。

ダウンチューブに書いてあるのは店の電話番号。携帯からかけるには台北の市外局番(02)が必要なんだと思う。最後にサドルの高さをあわせてくれて終わり。あっけなく借りることができた。自転車ははGIANTのPROPELで105がついていた。店は相当に外国人慣れしている印象を受けた。自転車を返却するときに預かった身分証明書の束を見たら日本のパスポートがあった。

ホテルに戻る

ライトを着けてくれたとはいえ,夜の民生西路を走りたくないので押して帰る。靴も普通の靴だし。

まとめ

  • 大稲埕の跨越單車で1日分のレンタル料金 1000 NT$ + 200 NT$で前日夜からGIANTのロードバイクを借りることができる。
  • 跨越單車の主人は英語を話す。
  • 預ける身分証明書は日本の運転免許証でよい。
  • ポンプ,タイヤレバーと換えチューブの入ったツールボトルの用意がある。
  • ライトとテールランプも貸してくれる。
  • 鍵の用意はないっぽい(未確認)。
  • 夜の民生西路を自転車で走るのは嫌だ。

雙北單車百公里 その1 準備編

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大稲埕


はじめに

台北とその周辺の河川敷には魅力的な自転車道がある。その多くは自治体をまたいで相互につながっているので,台北の道路交通の荒波を避けて結構遠くまで行けそうだ。遠くまで行きたいとなるとロードバイクを借りたい。ところが,公共自転車とか河川敷の公営レンタルの情報はあっても,ロードバイクを借りるとなるとあまり情報がない。ここでは2019年の11月に大稲埕の自転車店ロードバイクを借りて三抗老街まで往復した時の経験を記録しておく。

ヘルメットとボトルを買う

このふたつはかさばるので現地で調達することにした。自転車屋で買えばよいのだけれど,台北中心部の自転車屋では有名ブランド品を結構な値段で買うことになりそうだ。ということで出向いたのはDecathlon内湖店。

www.decathlon.tw

ここでは自転車のアクセサリが一通り手に入る。扱っているのは同社のプライベートブランド品のみ。ヘルメット(999 NT$)とボトル(数ドル)はここで調達した。後から知ったのだけれど,decathlonのすぐ近くにもある城市緑洲やカルフールで500-600 NT$のヘルメットが手に入る。

www.metroasis.com.tw

www.carrefour.com.tw

これなら持ち帰るときに凹んだり,あるいは捨ててしまってもあまり惜しくない。他にも方程式単車というお店がAliexpressで売っているような大陸製の自転車用品を扱っているようだがその日は休みだった。

www.equationspeed.com.tw

ちなみに西門のDecathlonは小さくてあまり品揃えがない。同じビルに入っているカルフールには安いヘルメットがあった。


自転車を借りるところを探す

民生西路の西の端,大稲埕には,台北市の公設民営のレンタサイクルがあるが,以前借りたときは自転車の状態が良くなかった。そして,現在貸し出している自転車もぱっとしない。

www.ukan.com.tw

新北市の公営レンタサイクル(新北市河濱租借站,Funbike)は,運営を受託しているのが自行車新文化基金會(GIANTとの関係が深い)で,GIANTの自転車を貸し出している。

www.cycling-lifestyle.org.tw下のリンク先には,貸し出ししている自転車の一覧があって,14号公路車はロードバイクだ。

www.cycling-lifestyle.org.twしかし,新北市の河川敷というのは総じてアクセスが悪く,MRTとバスを乗り継いでさらに結構な距離を歩かされる。公共交通機関でアクセスが良いのは鶯歌くらいだろうか。河川敷にある公共自転車レンタルの受付では飲み物やSOYJOYを売っているので見かけたら立ち寄って見るのも良い。

ところで,大稲埕にはかなり気の利いた自転車屋が2軒あって,それぞれロードバイクを貸し出しているらしい。ところが,両方とも開店が11時と遅いのでこれではちょっと遠出をすると日没を気にしなければならない。ところが以下のページによると,そのうちの1軒は,1日分の料金に多少追加することで前夜から借りておくことができるらしい。

blog.kunys.net跨越單車精品という自転車店では,ロードバイク時間貸しをしていて,1000 NT$で頭打ちになるような価格になっているのだそうだ。そして,200 NT$の追加で前日夜から借りることができるらしい。そうしておけば面倒な台北市内を早朝に抜けてしまえるし,日没を気にする必要も(たぶん)ない。2019年11月現在,営業時間が1時間短縮されて21時までに変更されている。蛇足だけど,上のリンク先で紹介されている捷安特十三行站はもう無い。

www.facebook.comよく大稲埕のGIANTと呼ばれているが直営店ではない。このあたりにはGIANTの看板を掲げる店がもう1軒あるが,民生西路のどん突きにあるほうがこのお店だ。跨越單車精品の隣にもロードバイクのレンタルをしているという自転車店がある。このお店は定休日だった。

www.facebook.com 

ホテルに自転車を屋内に保管できるか聞く

前夜から借りておくのだから自転車は屋内に保管したい。幸い快く応じてくれた。泊まったのは雙連の新仕商務飯店。民生西路に面していて大稲埕までまっすぐだ。

www.shin-shih.com.twフロントのみなさんがとても親切で,立地も最高なのでおすすめ。値段も手頃。これは僕の語学力のせいなのだけど,借りてきた自転車を室内に保管したいという話が通じない。どうしてもu-bike(公営シェアサイクル)の話になってしまう。幸い英語に堪能な日本人が助け舟を出してくれた。よく考えれば単純な話で,自分の自転車を建物の中に置かせてくれといえばよかったのだ。借りてきたら云々なんて重要な話ではなかった。このホテルの地下へのエレーベータは1回乗る価値がある。

続く

 

3Dプリンタ ANYCUBIC i3 MEGAを買った話 調整編

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いろいろ

はじめに

前にも書いたけど、ノギスを使ってZ軸の調整をする手順は現行型では不要。なので特に用意するものもない。ヒートベッドに貼ってあった紙は捨ててないよね?

調整

最初にベッドの水平の調整をする。この調整はノズルが移動する平面に対する調整であることに注意。製造元が提供する動画を見るのが早い。ここでヒートベッドに貼ってあった紙が必要になる。コピー用紙でも良いようなことが書いてあるが、この紙はコピー用紙よりは厚い。

www.youtube.com何度か繰り返すことになるけれど、ノズルでベッドを削ったりすると面倒なので根気よくやろう。

次に、ノズルとヒートベッドの間隔の微調整をする。テストデータを印刷して1層目で止め、それを観察する(冒頭の写真)。取扱説明書の写真と見比べて四隅のネジを均等に回していく。ノズルが高すぎる場合はヒートベッドを上げ、低すぎる場合は下げる。ノズルからみた場合の相対高さであることに注意。説明書には半回転ずつ回すとあるが1/4回転ずつ回したほうが良いだろう。何度も繰り返すことになるが、ヒートベッドが冷えるのを待ってワークを外さないと汚れが残る。納得行ったり行かなかったりするけれど、さっさと印刷してみたいので適当に切り上げる。

結果

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まずまずではないでしょうか。積層痕はこんな感じ。

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良いのではないでしょうか。PLA 2 kg付き25,500円ですよ。この微調整は時々する必要があるっぽい。

3Dプリンタ ANYCUBIC i3 MEGAを買った話 組み立て編

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???

準備

いよいよ組みたてる。このプリンタは北米のYoutuber向けにBanggoodかどこかが提供したらしくて紹介動画がやたらとあるので見ておこう。僕が見たのはこれ。

www.youtube.comこの動画でやたらと強調しているように、冊子体のマニュアルがあるのがこの製品の強み。なんと日本語版のpdfもある。

http://file-cloud.anycubic3d.com/anycubic3d.com/upload/201801/20/201801201613232261.zip

マニュアルを見ながら付属品の点検をする。冒頭の写真のヘラが出てきたときは何のためにあるのかわからなかった。

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大盤振る舞いである。工具と交換部品付き。写真には載せていないけど使い捨ての手袋もついていた。グリスで手が汚れるからだそうである。レンチのたぐいは良いものとは言い難いので手持ちがあればそれを使うべきだけど、とにかく用意するのは作業スペースだけだ。紹介記事や動画ではZ軸の調整時にノギスが必要としているものが多いけれど、マニュアルには記載がなかった。恐らく改良でユーザによる調整は不要になったのだろう。この製品はリビジョンがいくつかあるようだ。ペンチとピンセットは運転時に必要となる。

組み立て

すぐ終わる。ネジを8本締めて、コネクタを3個つなげれば良い。コネクタは色分けしてあるので誤接続の問題もない。ネジは予備が2本ついていた。何の問題もなく3Dプリンタ本体が出現する。最初の計画ではこの段階で連休の大部分を消費している予定だった。

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組み上がっちゃった。そうそう、付属の電源ケーブルは北米仕様の3ピンなので変換コネクタを買っておくとうれしいよ。

まとめ

これを組み立てキットと呼ぶのにはかなり抵抗があるし、半完成品と呼ぶのも変な感じがする。極めて完成品に近い。フレームは鉄製で剛性感がある。ホットエンドやリミットスイッチの予備も付属している。冊子体の説明書や工具一式が付属しているのは冒頭で触れたとおりだし、消耗品のPLAフィラメントは1kgのスプールが2個ある。これが送料込み25,500円である。まだ何も印刷していないけど。

あまりのあっけなさに、自分が必要としていたのはばらばらの状態で届くENDER 3だったのではないかと思い始めるのだが、組み立てキットにもかかわらず価格があまり変わらないことに思い至るのであった。