Mint 13 (Maya) あるいはUbuntu 12.04 LTSにSigrokとPulseviewを入れる話
24 MHz 8 channel USB logic analyzer
Ebayでロジック・アナライザを手に入れた。USBでPCにつないで使う格安品だ。「24 MHz、8 channel」で検索すると大量に出てくる。ところが、この製品には肝心のソフトウェアがついてこない。実はこれはとある会社の製品のクローンで、PC側のソフトウェアは、それ用のものをその会社からダウンロードしろというシロモノなのだ。
ところが、Sigrokというオープンソースの信号処理ソフトウェアがこのハードウェアに対応している。しかもファームウェアまでオープンソースで用意してくれている親切さである。おそらく元から載っているファームウェアもいろいろとアレなのだろう。とにかく、これを使わない手はない。
Siglok / PulseviewをMint 13にインストールする
残念なことに、Ubuntu 12.04のリポジトリにあるSigrokは古く、肝心のGUIであるPulseviewが載っていない。使うためには自分でビルドする必要がある。ビルドの仕方はSiglokのwikiに記載されているので、基本的にはこれに従って行うのだが、エラーが出る。
そこで、以下のページを参考にする。
Sigrok on Ubuntu 12.04 with USB Logic Analysers » Kelvin’s Thunderstorm
まず、libusbをビルドして更新する。
その後は、sigrokのwikiの順番にライブラリをビルドしていけばよい。しかし、何故かgit cloneでファイルを持ってくるとビルドできないので、次のページからtar.gzをダウンロードする。
http://sigrok.org/wiki/Downloads
手順は、
- apt-get でビルドに必要なパッケージ(ここのInstalling requirementsに書いてある)をインストールする
- tar.gzを解凍する
- 解凍して出来たディレクトリに移動する。
-
$ ./configure $ make
$ sudo make install
である。これをライブラリごとに繰り返す。tar.gzにautogen.shは入っていないので実行しない。ライブラリごとにapt-getでパッケージを入れていかないとビルドできない。ただし、pulseviewは以下のようにする。
$ cd pulseview $ cmake . $ make $ sudo make install
ファームウェアは、
http://sigrok.org/wiki/Downloads
から"prebuilt firmare"を持ってくる。解凍したら /usr/local/share/sigrok-firmware にスーパーユーザでコピーする。
その他、以下のページを参考にした。